ドメスティック・バイオレンス(DV)について

ドメスティック・バイオレンス(domestic violence, DV)とは、同居関係にある配偶者や内縁関係や両親・兄弟・親戚などの家族から受ける家庭内暴力のことです。


Domesticは本来「家庭の」という意味ですが、近年ではDVの概念は同居の有無を問わず、元夫婦や恋人など近親者間に起こる暴力全般のことを指す場合もあります。また、恋愛関係にある者の間に発生する暴力を特にデートDV(dating violence)と呼ぶ場合もあります。

近親者に暴力的な扱いを行う行為・ないしは暴力によって支配する行為全般を、このように呼びますが、ここでいう虐待には以下の種類があります。


身体的虐待

殴る・蹴る・突き飛ばす・髪を引っ張る・押さえつける・首を絞める・物をぶつける・物を使って殴る・物を壊す・熱湯や水をかける・煙草の火を押しつける・部屋に閉じ込める・怪我をしているのに病院へ行かせない、などといった一方的な暴力行為。


精神的虐待

恫喝したり日常的に罵る・無視する・無能役立たずと蔑む・他人の前で欠点をあげつらう・友人と会わせない・終始行動を監視する・出て行けと脅す・別れるなら死ぬと狂言自殺する・子供や身内を殺すなどと脅す・ペットを虐待してみせる、など、ストレスとなる行為を繰り返し行います。


性的虐待

性交の強要・避妊をしない・特別な行為を強要する・異常に嫉妬する、など一方的な行為で、近親間強姦とも呼べます。中絶賛成派は中絶をさせないこともこの中に含まれるとしています。


経済的暴力

仕事を制限する・生活費を入れない・支出した内容を細かくチェックする・家の金を持ち出す・買い物の指図をする、などです。


社会的隔離

近親者を実家や友人から隔離したがる・電話や手紙をチェックする・外出を妨害する、などです。


法律

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(通称:DV防止法、配偶者暴力防止法)が、2001年10月に施行されました。他には、ストーカー行為等の規制等に関する法律(通称:ストーカー規制法)などにより、元夫婦などの行動の規制等が行われます。


具体的な方策

たとえ配偶者間や恋人同士であっても、外傷を負わせるほどの暴行や精神疾患を患うほどの精神的苦痛を加えた場合は当然暴行罪や傷害罪の対象となり、無理矢理性行為を強要すれば、強姦罪に該当します。


DVシェルター

DVシェルターという名前が知られるようになったのは最近ですが、その原型は駆け込み寺と呼ばれるものが存在し歴史は古いのです。長年に渡り弱者救済活動を担ってきました。

実際には、殆ど成果をあげていないシェルターばかりに焦点が当てられることによって DV がシェルターさえあれば解決するかのような見方をおそれる意見もあります。

シェルターは、緊急時の一時保護が目的であるため、シェルター運営者の間からも「被害者にとって必要なのはシェルターではなく、福祉だ」という意見が聞かれる事もあります。

シェルターのみではなく、その後の生活など、継続的に被害者家族を支えていく施策が求められています。


DV防止法 被害者自立への支援を

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